後半を読みました。
ほとんど自分の備忘なんで、かなりいい加減な書評ですが、書いておきます。
後半は、まず、タスクを洗い出し、誰がいつまでにやるかをしっかりとメンバーと共有するとのこと。このあたりはいつもやっている事なんで、あまり目新しい内容ではなかったです。
後半の終わりに
プロジェクトオーナーと戦うことも必要
と書かれていました。言われたことをやるだけではダメで、さらには安請け合いもダメとのこと。
これが、意外に難しいなぁと私は思いました。
上司によっては、断ったり、出来ないという発言で、あっさりプロジェクトを外しにかかるという方もいたためです。
まぁ別の見方をすれば、そんなプロジェクトのリーダーは外された方が幸せなのかもしれませんが・・
あと、
誰に対してもフラットな姿勢で
と書かれていました。これって結構やっていないリーダが多いと個人的には思います。
例えば名前の呼び方です。部下・後輩関係なく「さん」で呼ぶことが良いとのこと。
プロジェクトだと、色々な部門からの寄せ集めのメンバーだったりするんで、明らかに自分の部下ではないような若手が参加することがあります。
こんなとき、年齢や社歴を確認して、上なら「さん」下なら「くん」とかやっていることが、私もありました。
ただ、プロジェクトの仕事には上下関係なく、互いにプロとして尊重しあうことが一番大事なんで、それを表す意味でもフラットに誰に対しても「さん」が良いと改めて思いました。
また、特に私のような転職組は、入社して早々にプロパーの若手社員が部下となることがあると思うので、よりフラットな姿勢が大事だと言えます。
あと、
進捗管理を嫌がる人間は何か隠している
あまり細かく管理されるのは「いやだ」というメンバー、私も過去にたくさんいました。
若手なら、きちんと諭して報連相の必要性を教えますが、中堅クラスより上のメンバーからこれを言われると、かなりしんどくなります。
大体、自分の仕事すら把握できてない場合に「やっているから」という一言で、終わらせようとします。
こういったケースでは大体、見当はずれの事をしている、後々遅延が発覚して対応不能となる、ことが多くあります。
この本では対応として「何か困ってない?」と聞けばよいと書いています。
確かに、相手の立場に立って、心配してあげたときは、比較的にうまくいったことがありましたが、問い詰めると反感を買い適当は連絡ばかり受けることになりました。
あと、
- 定例会議にメンバーが遅刻するときは要注意
- メンバー衝突は事実確認を定量的に(すごく、たくさん という感情言葉に注意)
など、現場の実務で役に立つキーワードがたくさん書かれています。
リーダになったばかりの人や、リーダをサポートするメンバーにおススメの本です。ただ、PMBOKなど大規模プロジェクトの成功セオリーを学びたい人には、かなり実務よりの内容であるため、期待外れかもしれません。