情報処理安全確保支援士の資格制度についてIPAに提案してみたいこと

先日、IPAから情報処理安全確保支援士(支援士)の登録証が届きました。

これから3年間は支援士を名乗ることができます。

ただ、最近、支援士の資格について気になることがいくつかあります。

特に気になるのは、次回試験から午後Ⅰ、Ⅱの試験が統合されることです。

午後Ⅰ試験と午後Ⅱ試験の統合によって、試験時間が短くなりSCの受験しやすさが高まりました。試験時間を短縮することによって受験のしやすさを高め~

今回のSCの改訂は、出題構成を変更するもので、試験で問う知識・技能の範囲そのものに変更はありません。
(IPA公式サイトの記載抜粋)

これは試験が簡易化するということではないでしょうか。

知識・技能に変更はないとのことですが、SNSなどを見ると、多くの方がそうは思っていないようです。

背景には、支援士の登録者数を東京オリンピックまでに3万人とする目標が未達となり、そして現在は減少している。

さらには、資格の維持要件となる講習に一般事象者が参入しており、登録者数が少ないと採算がとれない。

などがあると推察します。

ちなみに、私にも今年度の講習案内が既に届いております・・・

試験が簡易化して資格の価値やブランドは下がる一方、講習は一般事業者が参入して(選択肢は増えますが)費用は上がる。

この状況で資格を維持をしていくかと言われると、少し考えてしまいます。

資格のメリットとして、必置化や独占業務を求める声がありますが、これは相当難しいと言えます。

なぜなら、支援士の登録要件として実務経験が求められないので、有資格者のレベルにバラツキがあるからです。

正直、学生や未経験者でも有資格者になれますが、知識のみではセキュリティ業務はできません。

そういう意味で、国際資格のCISSPなどは登録要件として実務経験が求められるので、信用のレベルが違います。


ここからは、支援士の価値やブランドを高めていくための取り組みを、IPAに提案するとしたら、ということで書いてみます。

  1. 午後Ⅰ、Ⅱ試験の統合を中止する
  2. 実務経験5年を登録要件とする
  3. 資格維持の継続教育をポイント制とする

1.は試験の簡易化と思われるような変更をしない。

2.3.は国際資格であるCISSPを参考に、各自が自由に継続学習できる(安価なウェビナー視聴、書籍・ブログ執筆、団体活動など含め)ようにする。

この取り組みで国際資格のCISSPなどと同じレベルの評価・ブランドになると思います。

その上で、情報処理技術者試験とコラボレーションする。

例えば、支援士の登録に加えて、

  • システム監査技術者試験の合格者は、情報セキュリティ監査の専門家
  • スペシャリスト系試験の合格者は、情報セキュリティ技術(NW/DB)の専門家

などの認定を行う。

とある方のブログに「支援士は国際資格CISSPの劣化版」というようなことが書かれていました。

日本人としては、できれば国家資格である支援士を推していきたいなぁと思います。

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